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純資産価額 具体的計算方法

自社株の計算方法の一つである、純資産価額方式の計算方法をみていきます。

 

その前に、まずはこちらで考え方を復習してみてください。
そのほうが理解が深まります。

 

純資産価額とは?

 

 

では、計算方法です。

 

 

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純資産価額方式の計算式

純資産価額方式の計算式 具体的な算出式です。 分子で、時価評価をした総資産価額から負債を引いて純資産を出しています。 さらにそこから含み益に対する法人税相当額として38%控除しています。 それを発行済株式数(自己株式は除く)で割ることで、1株当たりの株価をだしています。
注意点
①会社が土地・建物を取得しても、取得後3年以内は時価(通常の取引価格)で評価され  ます。 ですから、相続税評価額との差を利用した対策には、一定の時間が必要といえます。 ②子会社株(未上場株)を保有している場合、その含み益は38%控除対象外となりますので、優良子会社株式を持っていると純資産価額は高額になるケースがあります。 尚、同族株主等の議決権割合が50%以下の場合は、純資産価額を▲20%減額すること ができます。 (ただし、大会社を純資産価額方式で評価する場合は除く) では、具体例で確認しましょう。

具体的に理解しましょう

類似業種比準価額と純資産価額両方を計算して、適用すべき株価を出してみましょう 類似業種比準価額と純資産価額両方を計算していきます。
①会社規模の判定です。
従業員は100名以下ですが、総資産、売上基準により大会社です。 ですから、類似業種比準価額と純資産価額のどちらか安い方を選択します。
②まず、純資産価額を求めます。
  資産を相続税評価額でみます。→90億 そして負債が50億です。 資産の含みは10億あるので、これに対する法人税相当額は3.8億となります。 したがって、(90億-50億-3.8億)/60,000株=60,333円
③類似業種比準価額を求めます。
  3要素の1株当たり(50円換算)の数値を出していきます。 資本金3,000万/50円=60万株→これをベースに1株当たりの数値を求めていきます。 配当:2期平均ですので、400万/60万=6.6円 利益:直前期を使ったほうが有利なので5億/60万=833円 純資産:30億/60万=5,000円
③これを式に当てはめます。(小数点3位以下切り捨て)
類似業種株価は、平均及び4か月分がでていますが、一番有利なものを使います。 119円が最も低いのでこれを使います。 配当:6.6/3=2.2 利益:833/16=52.062 純資産:5,000/215=23.255 119×((2.2+(52.062×3)+23.255)/5)×0.7(大会社係数)=3,026円 この会社の一株当たり資本金は3,000万/60,000=500円なので、単位を戻します。 3,026円×500/50=30,261円となります。 この会社は大会社ですから、類似業種と純資産のどちらか安い方を選択できます。 したがって、類似業種比準価額のほうが安いため、この会社の株価は30,261円となります。 次は配当還元価額も押さえておきましょう。→こちらへ

 

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