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バランスシートの構造
決算書の右側は、資産が載っています。
決算時点で会社が保有している財産の明細です。
上に行くほど流動性が高い=現金化しやすい、下に行くほど現金化しにくい資産です。
一方、バランスシートの右側は資金調達の方法が載っています。
・掛けなのか?
・手形なのか?
・借入なのか?
・自己資金なのか?
上に行くほど流動性が高い=現金で返さなければいけない時期が早い、下に行くほど遅くなります。
なお、純資産とは返す必要のないお金です。
出資した金額(資本金)や稼いで税金を払った後に残ったお金の蓄積がここに入ります。
したがって、単純に言えば
資産はより上位へ、負債はより下位へいくほど、資金繰りに余裕が出る
と言えます。
回収は早く、支払いは遅く。ということです。
お金が回ればつぶれない
長いこと赤字続きでもつぶれない会社もあれば、黒字なのにいきなり倒産する会社もあります。
赤字か黒字かは、結局のところその年の儲けです。
家計で考えれば毎月毎月の生活がなりたったか?ということです。
お金が足りなければ借金をすれば生活はできます。
でも借りたものは返さなければなりません。
それでも返せているうちは生活もできます。
ところが、いつか返せなくなると途端に破綻となるわけです。
逆に毎月毎月まったく生活には問題がない家計でも、支払のタイミングによっては支払えなかったなんてこともあるでしょう。
このように、お金さえまわっていれば毎月の赤字黒字は関係なく生活できるのです。
これは企業も同じで、支払うべきものが支払えてさえいればつぶれることはないのです。
資金繰りに余裕があるか?は右と左を比べる
右の支払い原資と左の支払予定を比べれば、資金繰りの状況はつかめます。
先ほど書いたように、原資と予定それぞれに、現金化するまでの時間が異なるものが含まれているため、それらをどこまで含めるかで指標が異なります。
・現預金と支払予定(流動負債)を比べる=当座比率
もっとも厳しめに見ているわけです。
すでにある現預金と支払予定の差です。
これが高ければ資金繰りに余裕があるといえます。
・在庫等含めた流動資産と支払予定を比べる=流動比率
在庫には不良在庫などが含まれるケースもあります。
したがって、帳簿上の数字で計算して余裕があるように見えても、実際に不良在庫は現金化
できないので、資金繰りが厳しくなるケースもあります。
業種によって、在庫を売り上げの何か月分抱えるのが適正なのかは異なります。
決算書を読むときは、すべて一か月単位の数字にブレイクダウンして考えることで本当の姿が見えてきます。
・在庫が適正かどうか?
・売掛金や手形の金額が適正かどうか?
1か月当たりの売上と比較して考えれば、見えなかったものが見えてきます。
在庫は何か月分持っているのか?
あまりに多ければ、不良在庫を抱えているかも?となるわけです。
売掛や手形は何か月分なのか?
あまりに多ければ、回収できない不良債権化しているのでは?となるわけです。
お金さえ回っていれば会社はつぶれないわけですから、資金繰りの状況を想像できることは重要な観点なのです。
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