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ここに3つの市場があります。
一度に100万円投資した場合、
①は株価が半分ですから50万
②は倍になるので200万
③は30万で一番損をします。
どの市場が好きですか?と聞けば、誰もが②で、一番嫌なのは当然③です。
このように、まとまったお金を一度に投資すると、その後の値動きによって損したり得したりします。
安いところを見つけて、高いところで売りぬかないと儲かりません。
でもそんなうまいことなかなかできない。
という中で考えられたのが、ドルコスト平均法です。
株価は上下に動く前提で、この動く波をうまく活用して、購入価格を平均化してあげることで利益を出しやすくする手法になります。
毎月など分けて買うことによって、リスクを減らし、収益を得ることができるいうのが金融機関が発信する投資の常識です。
では先ほどの市場に、10万円づつ分けて投入した場合にどうなるか検証してみましょう。
株価が10か月で半分になった市場
上がっても下がっても10万づつ投資し続けました。
投資額は10万円×11回なので投資総額は110万です。
仮に一度に預けたら55万になってしまう市場です。
最初の一回目の株価は1000円→つまり10万/1000円=100株買えます。
以後、株価は下がり続けていきますが、惑わされることなく買い続けていきます。
そうすると、買えた株数は合計で2296株となりました。
では、投資結果。
最後の株価は当初半値の500円ですので、500×2,296=1,148,000円です。
55万ではなく、114万8000円になりました。
下げていく相場でも資産が増えたと言えます。
株価が10か月で倍になった市場
上がった時は少なめ、下がった時は多めに買えて、最終的には969株購入できました。
株価は最終的に倍の2000なので投資結果は1,938,000となりました。
倍とまではいきませんが、大きく増える結果になっています。
一番安いところで買えて高いところで売り抜ければ倍になったわけですが、そのタイミングを正確につかむのはほぼ不可能です。
毎月買うことで、ほぼ倍近い利益を手にできたということになります。
株価が急落したのち、ようやく戻した市場
バブル後の日本の株式相場だと思いませんか?
この最悪市場で勇気を持って買い続けた場合の検証をしてみましょう。
結論から言うと、最終株価は1/3なのに、投資結果は258万円になります。
確認しておきますが仮に一度に預けた場合、37万の市場です。
何が起きているかというと、たとえば3回目のとき、株価は1/10と大きくさがっていますが、同じ金額投資しているので買えた株数はなんと1000株です。
最後まで惑わされることなく買った場合、買えた株数合計は8,600株まで膨れ上がっています。
もし株価がもとの1000円にもどったら??
10回目までは大きく損をしています。でも11回目で少し持ち直したので大きく増える結果になりました。
株価が低い時期が続くと、株数が極端に増えます
なので、少し持ち直しただけで大きく膨らむというわけです。
このようにドルコスト平均法による積み立てのメリットは、平均購入単価が低くなり、投資効率が高まる場合があるということです。
さらに、もう一つの利点は、心理的な面にあります。
たとえば、ある投資信託を持っていて、ある月に価格が急落したとします。
一括購入で大量に保有していれば大きなショックを受けるに違いありません。
投資判断を誤ったことをなかなか認められません。
なので損切りが遅れ、塩漬けになっていきます。
ところが、ドルコストによる積み立てなら、買付口数は逆に増えますから、今までの積み立て分には目をつむり、今後の積み立てに希望を持つことができるというわけです。
自分を納得させやすいとも言えます。
でも、ドルコストには押さえておかなければならない落とし穴があります。→こちらへ
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