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詳細はこちらへ ※無料メルマガは巻末に案内があります。為替の考え方
為替について考えてみます。
株や債券であれば、基本的にはこのように考えます。
株式の場合
成長していく企業という大前提ですが、企業価値を表す株式は基本的に上がっていきます。(右肩上がりの直線)
しかし、株価は人の感情によって、上下にぶれるわけです。(曲線)
業績が急に悪くなれば売りたくなるし、なにか新製品の情報がくると、期待して買いたくなるわけです。
こうして本来の価値に対して、上下にぶれていきます。
なので株価はあがったりさがったりします。
そしてこの人の感情は読むことがとても難しい。
だからなかなか株で儲からないわけです。
このことを理解すると、よい銘柄を信じて持ち続けられれば、儲かることがわかります。
債券も同じです。
価格は上がったり下がったりしますが、満期まで持てば元本が返ってきます。
そしてその間に利息をもらい続けるわけです。
そうすると、満期まで持てば基本的には右肩上がりに上がっていくということが言えます。
しかし、為替だけは違います。
具体的に考えていきましょう。
為替は単なる通貨同士の交換レートでしかありません。
上がるのか下がるのか、はギャンブルと一緒です。
だれも先のことを正確に当てることは不可能だし、ずっと持っていれば確実にもうかるとは決して言えないものです。
FXは超短期戦です。
短期で市場から利益をすくいとってくる技術があれば、多少ギャンブルではなくなるのかもしれませんが、私はその方法をしりません。
あるとも思っていません。
為替は当たらないもの。
為替差益だけを取りに行くことはギャンブルでしかないと考えてください。
世の中の本をみれば、超円安になるという主張や、円高になるという主張があふれています。
結局どっちなんでしょうか??
そんなことは誰もわからないんです。
その大前提の上で、為替を理解してうまく付き合っていきます。
為替とは、単なる通貨の交換レートです。
なので、需要が多い通貨は買われて値段が上がっていきます。
この需要が多い=金利が高い ということがあります。
金利の高い国の通貨を持っていれば、安い国の通貨を持っているよりも取れる利息が大きくなります。
もちろん為替手数料がかかりますし、税金もかかります。
もちろんレートが大きく動くこともありますので、為替リスクを吸収できる金利が見込める等のメリットがあるなら、外貨を持つ(それだけ金利の高い商品で)ということは選択肢の一つになります。
多少の金利差など為替であっというまに飛んでしまうこともありますから、なるべき金利が高い商品で、なるべく為替の値動きが大きすぎない通貨で外貨を持つとよいということになります。
為替の一番安定している通貨はなんでしょうか?
これはもちろん米ドルです。
流通量が他の通貨と比べて桁違いです。
そして何と言っても基軸通貨です。
基軸通貨というのは、全世界どこでも安心して受け取ってもらえるから基軸通貨なのです。
海外から物を買うときに、米ドルじゃないと取引できないことは普通にあります。
だから日本も含めて、国で外貨準備をするわけです。一定額を常に持っていないと海外から物を輸入できなくなってしまうわけです。
しかし、基軸通貨を持つアメリカだけは国でお金をすれば輸入をすることができます。
アメリカは世界最大の赤字国家ですが、それでも問題がないのは基軸通貨だからなのです。
普通の国で赤字を垂れ流していれば通貨は暴落し、国の経済はめちゃくちゃになります。
でもアメリカはそうなっていません。
基軸通貨を持つ強さです。
そしてこの基軸通貨である米ドルは、為替を考える上でも重要です。
為替はすべて米ドルを通して考える
投資信託を持つ多くの見込み客は、ご本人が望んだかどうかは置いておいて、相当の為替リスクを抱えています。
特に、通貨選択型の投資信託はよく売れていますから、金利を取ろうとすると実に様々な通貨への投資が行われています。
そして実際、為替によって大きな損をだしてしまったという話も非常に多いです。
今後為替がどうなるかは誰もわかりません。
わかりませんが、自分なりの尺度は必要でしょう。
為替の基本的考え方を理解してください。
為替は、交換レートです。それも、基本的には基軸通貨であるドルがベースになることを理解してください。
例えばあなたが豪ドルは今後どうなるか?と聞かれたとします。
円と豪ドルで考えてもただの勘になってしまいます。
通貨は必ずドルをベースに考えることを理解してください。
豪ドルと円の関係は、「米ドルと豪ドル」「米ドルと円」の関係に分解できます。
理由はその時々によって違うので特定しませんが、たとえば今、円が弱く、ドルが強いことで、ドル高円安傾向になっているとします。
そして、今後もその傾向は続くと予想します。
そしてドルと豪ドルの関係を見ます。
こちらもドルが強いという理由でドル高豪ドル安になると予想します。
そうすると、米ドル、豪ドル、円の関係はどうなるか?
ドルは両通貨いづれに対しても強いわけですから、ドルから見れば、豪ドルと円はどっちが魅力的か?という視点になります。
日本と豪ドルの成長性や金利を見たときに、豪ドルのほうが魅力的とすれば、3通貨の関係は米ドル→豪ドル→円となることがわかります。
円から見れば、長期で見た方向性は両通貨とも同じことがわかります。
そうすると、あとはブレ幅の大きさが見込み客の許容範囲かどうかという問題に移っていきます。
すべての通貨は、このようにドルをベースに分解して理解してください。
ベースにするものがあって初めて、強弱が付けられるわけです。
この基本をベースに、自分なりの長期見通しを考える癖をつけましょう。
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