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角地の評価方法
次は、複数の道に接している土地の評価です。
2つの道路に囲まれて、2方向に抜けられる土地を『角地』といいます。
逆に、2つの道路に囲まれているけれども、1方向にしか抜けられない土地を『準角地』といいます。
原則は、メインの道路の評価(正面路線価といいます)に、もう一方の道路の評価(側方路線価といいます)を加算する形で計算します。
①正面路線価の選定
2つの土地のうち、どちらかが、「正面路線価」どちらかが、「側方路線価」になりますが、
「路線価×奥行き補正率」をかけた後の数字の大きいほう
が正面路線価になります。
■80千円×0.98=78.4千円
■50千円×1.0=50千円
ということで、80千円の道路が正面になります。
②もう一方の側方路線がある分の価値を加算します。
側方路線価×奥行価格補正率×「側方路線価影響加算率」なので
50千円×1.0×0.1=5千円
となります。
③これででてきた数字を、先ほどの正面路線価に足します。
78.4千円+5千円=83.4千円
④地積をかけて評価額が算出されます
83.4千円×(20×30)=50,040千円
となります。
準角地の評価
同じような2つの道路ですが、このように道が向こう側に抜けてない角地を「準角地」といいます。
先ほどと違うのは、側方路線影響加算率のところで、「角地」ではなく「準角地」を使うことです。
ではやってみましょう。
1)正面路線価を決める
120千円×0.96=115.2
100千円×1.0=100
より、正面は120千円
2)側方影響加算をする
100千円×1.0×0.02=2千円
3)地績をかけて評価額をだす
(115.2千円+2千円)×(35×20)=82,040千円
となります。
では、さらに利用価値の高い3つ以上の道路に囲まれた土地はどのように評価するのでしょうか?→こちらへ
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